画像ベースのPDFファイルを作成する方法（CubePDF編）

テキスト情報を検索されないPDFファイルを作成するためには、画像ベースのPDFにすることが一番手っ取り早いです。PDFファイルの数がそれほど多くないのであれば、一つずつ手動でPDFファイルを画像ベースのPDFに変換する方法でもいいでしょう。その場合、無料のプリンタードライバーであるCubePDFなどでも可能です。下記では、CubePDFを使った方法について説明します。

PDFファイルの数が多くて、バッチ処理でないと到底無理という場合は、Debenu PDF Tools Proという有償のソフトウェア使った方法をご参照ください。

1. CubePDFをダウンロードして、インストールします。

次に、画像ベースのPDFに変換したいオリジナルのPDFファイルをAdobe® Readerで開きます。Adobe® Readerのメニューから「ファイル」→「印刷」を選んでください。

2. 印刷ダイアログが開きます。詳細設定ボタンをクリックしてください。

3. 詳細設定画面が開きます。「画像として印刷」にチェックを入れます。

必要に応じてdpiの数値を変更してください。dpiが高いほど、画像が鮮明で文字が読みやすいですが、ファイルサイズがより大きくなります。一方、dpiが低いと、ファイルサイズは圧縮できますが、画質が低下したりぼ全体的にやけたイメージになったりすることがあります。ちょうどいい数値を試行錯誤で探求してください。

OKボタンを押して、詳細設定ダイアログを閉じて、印刷してください。

5. 左のような、最終的な保存ダイアログが表示されます。

弊社のPDF保存対策ソフト「PDF No Save・AJモード」をご利用の場合には、ここで変換ボタンを押していただくだけで、AJモードで加工前のファイルの準備は完了です。

しかし、AJモードをご利用でない場合に、ここでセキュリティをかけずにそのままのPDFで公開してしまいますと、そのPDFファイルをOCRでテキストを復元するということも可能ですから、効果が半減してしまいます。ですから、必ず、パスワードによるセキュリティ設定も行うようにしましょう。

CubePDFなら、PDF出力時にPDFファイルのセキュリティ設定も同時にできますから非常に便利です。「セキュリティ」タブをクリックします。

6. セキュリティ設定画面が開きますので、「パスワードによるセキュリティ設定」のチェックにチェックを入れます。

「印刷を許可する」にチェックを入れられますと、OCRされる危険性が出てきて、意味がないことになりますので、セキュリティ設定をする意味が全くなくなりますので、ご注意ください。

変換ボタンを押して、作業完了です。